リモートワークの満足度は?調査したら意外な結果に・・・

当社では、就業中の在宅秘書に対し、定期的に近況をヒアリングしています。

その一環として、このたび「在宅秘書の満足度調査」を行いました。

リモートワークの満足度調査はなぜ必要?

企業とのマッチングが成功し、在宅秘書として無事にお仕事をスタートされた後も、在宅勤務という特殊な働き方には、様々な疑問が生じます。
特にリモートワークの経験がない方の場合、周りにお手本がいないという環境は不安そのものです。

基本的には、本人が契約先企業へ相談し、企業様との間で認識合わせをしながら、仕事のペースを掴んでいきます。
しかし中には、企業様へ言いづらいことや、「他社の秘書さんたちはどうしているのだろう?」と気になることもあります。

不安を自分の中に閉じ込め、我慢し続けていると、仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすだけでなく、いずれパンクし、離職につながるというケースもあります。

そんな事態にならないよう、当社はサポーターとして、お仕事の状況を定期的に伺っています。

そして今回は、現在の働き方やお仕事そのものについて、どのような印象を持っているのか、在宅秘書さんに点数をつけていただきました。
満足度を調査することで、リモートワークのメリットや課題が見えてきます。

リモートワークの総合的な満足度

在宅秘書満足度アンケート(2022年1月実施)

「非常に満足」「満足」が82%と、8割以上が在宅秘書という働き方に満足しているという結果が出ました。
また、「非常に不満」と答えた方は0人でした。

自分に合った働き方と感じている方が在宅秘書を続けているという側面もあるため、満足度が高めになるのはある意味当然かもしれません。

とは言え、実際に多くの人が在宅秘書として働くことに喜びを感じ、満足度が高いということを、明確にお伝えできる結果ではないかと自負しています。

完全リモートワークの在宅秘書は何に満足している?

次に、具体的にどんな点で満足しているのか、カテゴリ別の満足度をお聞きしました。

カテゴリ別満足度アンケート(2022年1月調査)

在宅の「業務内容」「業務時間」「報酬」「人間関係」の満足度

こちらも総じて高めで、70~80%が「非常に満足」「満足」と回答しています。

「報酬」の評価が相対的に低めですが、「報酬が多いに越したことはないけれど、今の仕事の内容を考えれば、この程度が妥当なのかな」と考えている人が多いのかもしれません。

当社の在宅秘書は、企業様と直接業務委託契約、もしくは雇用契約を結んでいますので、契約後の報酬交渉もご自身で行っています。
一定の年数が経過したタイミングや、秘書さんの業務レベルが上がった段階などで、企業様から報酬アップを持ちかけるケースもあれば、秘書さん自らご相談されるケースもあるようです。

リモートワークなのに「人間関係」の満足度が高い!

一方、特に着目していただきたいのは、「人間関係」については2人に1人が「非常に満足」と答えている点です。
完全リモートワークの在宅秘書にも関わらず、人間関係の満足度が高いのです!

物理的に離れて過ごし、一堂に会して会議を行ったり、一緒に食事をするといった機会の少ない在宅ワークは、人間関係が希薄になりがちです。

コロナ禍で在宅勤務を導入する企業が増えましたが
「在宅勤務を始めてはみたものの、誰かに相談したくても聞けないし、一人で黙々と仕事をするのが耐えられない・・・」
と、リモートワークのデメリットとして「孤独」が挙がっているという話も聞かれます。

しかし、当社のクライアント企業様は、初めから「リモートで仕事をしてもらう自社のスタッフ」というスタンスで在宅秘書を導入なさっています。
そのため当社も、離れた環境でもうまく進められるコミュニケーションの取り方や、双方の齟齬を減らし生産性を上げる仕事の進め方など、リモートワークに特化したマネジメントのサポートを行っています。

「人間関係」の高評価は、そういった体制にもとづいた「在宅秘書」の働き方を象徴しているように思います。

リモートワークの満足度を上げるために大切なポイントとは?

もちろん、良好な人間関係は、上記のようなテクニックだけで築けるものではありません。

在宅秘書さんが孤独を感じないよう、仲間として丁寧なコミュニケーションを意識的に取ってくださる企業様の努力。
また、「何をやっているのか分からない」と企業様を不安にさせないよう、自ら率先して報告・連絡・相談を行う在宅秘書さんの努力。

「とにかくこちらが言ったことを早くやってくれればよい」
「言われたことさえできていれば問題ないでしょ」
ということではなく、根本的に相手を尊重し、思いやりを持って接する姿勢の上に成り立っています。

自分が相手を尊重して接すれば、相手には感謝が生まれます。そして「こちらもその厚意に応えよう」と力を尽くし、結果として自分にも感謝が返ってきます。

在宅秘書を通して、そういった尊重と感謝の輪が大きくなっていくことを、当社は願っています。

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